ビーマニッキ(実質エリアトラウト

もう皆伝になれないおじさんがエリアフィッシングにハマる話

理科離れ

理科離れを説明する時、ゆとり教育による勉強時間の減少により実験が減ったこと・・・がよく例に挙げられるが、俺はそうは思わない。
何故なら俺は学生の頃、実験が楽しかった記憶が無いからだ。ふりこだとか、コイルをつかって車を作ったこととか、そんな断片しか覚えていない。しかもろくに面白いことではなかった。中学生になっても化学なんか全然詰まらなかった。水の色が変わったり、においがすること、へぇ・・・としか思わなかった。


でも俺は理系に居る。俺が特別なのかもしれないが、あまり実験と理科離れは相関関係が無い様に思われる。


むしろ、それには街に自然が減ったことが大きい原因なのではないか。虫取りや釣り、草花をボーっと眺める機会が自分には多くあった。夏休みなんかにはクワガタが欲しくて、田舎に泊まりにいってよく捕まえたものである。でもそういう機会が今の子供たちには減ってしまったのではないか?
いつも原因というものは単純なところから派生するものだと思う。



理科離れも含めて、学力の低下がゆとり教育の結果云々、というのはこじ付けのようにしか思えない。
一言で言えば「面白い娯楽が多すぎるから学力が低下した」と考えるのが当然じゃないか?パソコンやゲームやドラマや漫画や小説、ファッション誌や携帯電話・・・こういうものがやたら多くなった。そんなのだから、学力の低下なんか当然なのさ。
お受験する小学生は、そういう娯楽を一部排除した(しようする)状況下にいるのだから、その分学力が上がるのは自然なこと。


もし本気で学力を上げ様と思ったら、こういった娯楽を制限することが望まれる。でもそうは行くわけ無いからこの手の問題は二進も三進もいかず難しい。