ビーマニッキ(実質エリアトラウト

もう皆伝になれないおじさんがエリアフィッシングにハマる話

何回言っても通じない

何回言っても分からないなら。
周知の事実だと思ってたことさえ知らないなら。
パッケージに明記されてあることすら読まないなら。
もうどうなっても仕方がないってのが道理。



赤信号はとまれって言っている、知っているのに、止まらなかったら事故を起こして死んでも仕方ないのだ。
そんなこと教習所でやってきただけで忘れちゃう人間いるだろうし、教習所行ったこと無い人間は全然知らないだろうから、もっと広告で大々的に『赤信号はとまれ』と言わなくてはならない。とか訴えても通用しないだろう。



また赤信号が止まるものだって、幼児だって知っている者が多いだろう。これは周知の事実ではないか。
他にも飲酒運転が厳禁だってことも周知の事実。それを一個人が、周知の事実だと認めず、ちゃんとした説明がなされなかったからといって、信号無視や飲酒運転で事故にあったら、『私はきいていない、知らない。』という言い訳が通用するのだろうか。甚だ疑問である。



最後にパッケージに明記されている、消費期限。これが1年ほど切れているものを食べて腹を壊して死んだら、その食品を訴えるだろうか?例えば老人はそんなもの細かくて見えないんだから、もっと分かりやすくちゃんと記載しろと言えるだろうか?牛乳の消費期限とか凄く細かいよね。あの10倍はサイズ大きくしないとダメだよ、だからダメなんだ、なんて訴えが罷り通るだろうか。




要するに、こんにゃくゼリーに八当たりするのはやめませんかと。TVだのなんだので、咽喉に詰って死ぬから危険だって散々言ってきた。最早それは周知のことではないのか?良く噛んで食べる、飲みこまない、小さな子どもには与えない、そんなことは誰しも知っていることだと自分は思っていた。だってもう何人も亡くなってるのだから。前例がないならまだしも、何件も起こっているのだから。
最後に、ここが一番大切なことなのだが、パッケージに明記されている事実は無視か?安全対策に不備はなかったのではないか?
きちんと書いてあれば、消費者は気付くよ。見ていませんでしたっていうのは不注意にすぎない。実際に被害者が出て、亡くなったという事実には、痛ましいことだと思うけれど、原因はこんにゃくゼリーにあるのではなく、むしろ不注意にあるのではないだろうか。




今回の件で、野田さんとか、社民党の党首さんのように、なんかいまいち論理的じゃない、ぶっ飛び感情論が通用してたら、世の中に多大な恩恵を与えてくれる食品のほとんどが危険ってことになってしまう。なんでゼリーはダメで、モチはいいのって、そんな単純な質問にも答えられないだろう。はぐらかす以外に方法が無いだろう。




そして多くの民意はゼリーに原因はないと思っている。
そんな大多数の意見に逆行して、一部の我を通すのが政治ならば、そんなもの自分は要らない。金と権力を与えるに適さないと考えるからだ。
政治とは民衆とつながってはじめてうまくいくのではなかろうか。横暴、暴論、邪な気持ちではなく、清い心で政治を推し進めていくのならば、自分の判断の結果、民衆にどれ程の影響や被害が出て、どれ程の人間を路頭に迷わすことになるのか、きちんと判断していただきたい。
つまらないところにメスを入れていると、余計な傷が付くんだ。下手な前例を作らないようにしてほしい。