一度きりなのに

一度きりの人生なのに、やくざに生きようとは思わない。不真面目に生きようと思わない。
いくら真面目でも、悲しい事件に喰われる人間がいる。それなのに自ら悪い奴には絶対になりたくない。渇しても盗泉の水を飲まず、そんなこと何度も自分に言い聞かせないと分からないんだ、俺は。

困ってる人が近くにいたら、少しでも優しさを見せられる人間になりたい。
これが結構難しい。詐欺みたいなこという奴にも、優しさをみせることを躊躇わないから。
でも自己犠牲しても、そういう風に生きられたら嬉しい。

それと同時に、俺らは優しさを踏みにじる行為を赦しちゃいけない。
優しさからくる行為を裏切ってはならない。