ビーマニッキ(実質エリアトラウト

もう皆伝になれないおじさんがエリアフィッシングにハマる話

就活

このまま就活すべきか、院まで行って就活すべきか、やはり迷う。これは自分だけではなく、理系の学生の悩みの種なのかもしれない。



自分は食品会社、特に機能性食品にかかわる研究開発部門を希望しているのだが、実際に院まで行った方がその進路に確実性が増すという事実がある。理系が理系職を目指すとなると、大学4年間だけでは正直使えないということなのだろうか。それは経験、知識不足ゆえ正確には分からない。


しかしながら、院に行くとすると、周りは就活しているのに自分は何もしなくていいのか(厳密には勉強だけ)という焦りもある。それならば、就活をしながら院も目指せばいいじゃないかという話になるが、自分には研究するだけの実力が現時点では備わっていないし(せいぜい学生実験レベル)、面接にしても自信のある受け答えができず就活活動自体が漠々としたものになる可能性が高い。自分にとって不本意な内定を得た場合にも、自分は諦めが早く、また面倒くさいことが嫌いなので、「もう院とか余計な就職活動などしないで、受かったところに行けばいいや。」となる恐れがある。
実際に、今、自分の通っている駅弁大学は「家から近いし、金かからないし、勉強したくないからココでいいや。」というだけで選んでしまった。恥ずかしいことだが、当時の自分には「美大に落ちて浪人した。」という絶望から、確固たる目的も無しに、逃げるように進路を変えてしまったのだ。



話が逸れたが、結局のところは「就職活動をしながらも院を目指す勉強をする」ことがより安心でといえるだろう。しかしそれは、どちらに転んでも安心という保険的な意味でだ。しかも結果が、理想とは違う不本意なものになってしまう可能性が大きくあり、それを招くのは自らの短所ゆえなのだ。



自己分析的な内容になってしまったが許してほしい。僕もこの時期になると色々と考えてしまうのだ。なんとなく院に行くとか、なんとなく就職活動するとか、この不景気のご時世、新卒であっても就職に困難であるという、そんな雇用率の低さからみても、「なんとなく○○する。」という考えでは甘すぎると考えている。「就職するのが厳しそうだから、とりあえず院。」なんてことじゃ、仮に雇用率が上がったとしても、自らはろくに変わらないと思う。それはつまり、確固たる実力を備えることなく、漫然と無意味な時間を過ごすことに他ならない。



自分はそれがどうしてもイヤなのだ。だから悩む。その結果選んだ答えが100%納得のいくものではないかもしれないけれど、惰性で決めるよりは100倍いいはずだと信じて。こう無条件に信じることが正しいかどうかは別にして、キビキビとした人間になるように日々努めたい。その理由は、就職や面接でどうこうの話ではなく、これから先の幾ばくか残っている人生でも、今までの甘ったれた考えを一新できるチャンスでもあると思うからだ。



最後に。
悩むことは良いことだ、なんて分かっていても、実際に自分で悩んでみると、霞んでしまうのは何故だろうね。
霞まない様に、こんな風に文章にするということで、心にモヤモヤを抱えているよりもずっと楽になれる。だから他人には興味のない内容だろうけど書いたのだ。
他の誰でも無く、自分のことだからこそスパッと決められず悩んでいる。そんな悩みを自分の日記に自分の言葉として残すことで、徐々に決意は固まっていくと信じている。