ビーマニッキ(実質エリアトラウト

もう皆伝になれないおじさんがエリアフィッシングにハマる話

コミュニケーション能力

コミュ力とか協調性とか、端的には説明しにくい概念的なものが、就職活動している学生に対して企業が重要視するポイントだというアンケート結果が出た。
これは如何なものか、そういう漠としたものが個人の実力の指標になるのかとは思ったが、ちょっと考えればコミュ力は確かに必要だと分かる。


要するに「自分が友達として付き合っていきたいタイプ」を想像すればいい。



企業にとって必要なのは勿論、優秀な人間だ。抜群に能力を発揮できる秀逸な人材が望まれることは間違いないだろう。しかし、会社とは人が運営するもの、つまり会社こそ人であるといえる。会社が人である以上、これから先、付き合っていきたい人間を選ぶということが会社(=人)の真理ではなかろうか。



会社とは無機的なものではなく、極めて有機的なものだ。運営する人間がいて、それらがコロニーとなって始めて成り立つものだ。そう考えれば、コミュ力という数値化しにくい性質が重要視されるのにも合点がいく。



人とは支え合って生きていくのが常だ。よって「たとえ生活を共にしても、こいつとならやっていけそうだ。」とか「こいつならば信頼できそうだ」という、そういう信頼関係の上に成り立っていることを再認識しなければならないだろう。



誰しも付き合っていけそうな人を吟味する。友達として付き合っていきたいタイプは、やはり第一にコミュ力がある人間だ。具体的な説明は省くが、まずはノリが良かったり、話していて面白かったり、そういうタイプの人を好む。
それは社会的動物の本能のひとつでもあると思う。趣味が合う友達や遊び友達などは、付き合い始めてから一歩先に進んだときに、ようやくつくられる段階発生的なものだ。



なにはともあれ、人間も動物なのだから〜なのだ、と考えれば案外世気楽なものにも感じる。それ故に、コミュ力云々は、そういった動物的な本能に依存すると、気軽に考えればよいのではないだろうか。