ビーマニッキ(実質エリアトラウト

もう皆伝になれないおじさんがエリアフィッシングにハマる話

世間を知った風に思って実は分かっていない

偉そうなことのたまうけれど、実は遠く理解が及んでいない。物事にとって肝となる部分を把握しきれていないのだ。
小難しい理屈や単語を並べて知識人になったつもりでいるけれど、所詮その知識とやらは飽くまでも個人の考え、得意なこと、あるいは興味のある分野の、更に一側面でしかない。
物事の極めて少ない一側面しか見ていないのに、その偏った知識に縋り、理解し悟った様な事を言うのは、まだまだ考えが浅薄だろう。



実はこんなこと言ったところで、自分自身の理解も遠く及んでいないと分かる。無知の知とはかつての賢人がおっしゃったことではあるが、それではまだ足りない。闇雲に気をつけようとしているだけで、これではまだまだ足りないのだ。常に新旧問わず情報を仕入れること、そこから取捨選択できること、しかしながらあまり捨てすぎないことなどが望まれる。また最も大事なことは話し合い、討論だとも言える。
討論とは、他人に自分の意見を押し付けることではなく納得させることであり、加えて相手の意見のよいところを受け入れ利用することも出来るため非常に有益だ。物事の事実確認をするだけが話し合いではないのだ。これにより見られる側面の幅が広がる。この場で重要なのは頑固に考えることではなく、理解・思考を発展させることだと考える。



よりよいものを作り上げるためには、ベストで止まらず、常にベターであるように心がける。他にいいものはないか、他の人の意見はどうかと、観察することが望ましい。それこそが物事を広範囲に理解することなのではないかと自分は考える。