ビーマニッキ(実質エリアトラウト

もう皆伝になれないおじさんがエリアフィッシングにハマる話

管釣り日記(38)


釣果は55匹(7:30-18:00)でした。
今日の反省点は、スプーンで巻きの釣りを行う前にあっさりとクランクに移行してしまったことかなと思っています。


具体的には、


・朝一:スプーンの巻き
・午前中:ボトム
・午後:クランク、ボトム
・夕方:スプーンの巻き

という流れで釣りを行いました。


朝一は金系のウォブリングが強いスプーンで何匹か拾えたんですが、やはり前日の大雨、暴風の影響で活性は低めであることは分かりましたね。食いが小さいのと、魚があまり動いていない感じでした。派手めなスプーンでローテーションして何匹か釣れたんですが、あまり魚が浮いてこないという状況で、棚は下の方だと判断し、メタルバイブ系のボトムの釣りに変更。ボトムべったりではないようでしたが、リアクションで食わす釣りが正解でした。ボトムのスプーンはあまり反応が得られず・・・。まあ冬場に比べると明らかに反応が弱くなっていて、これは季節的にも棚が変わりつつあるからだろうと想定しました・・・。
今回はメタルバイブのリフトアンドフォールとデジ巻で、手前の掛け上がりまで丹念にアクションを続けるのが効果的でした。沖でも手前でもそれなりの釣果は挙げられたと思いますが、手前の魚の方がよく反応してくれた気がします。


さて、ここまでは釣果も割とよかったんですが、問題はここから。30匹くらい釣った後からですね。


当然、ボトムの釣りにおいて、メタルバイブは魚をスレさせるのも早いわけですから釣れ続くということはあり得ません。徐々にスレていきますよね。それを想定して僕は今回いきなりクランクベイトにいきました。深いところに溜まってはいそうですが、あくまでメタルバイブを見続けてスレてしまった魚ではなく、フレッシュな魚を狙うために・・・。そして、こういう厳しい時間帯に釣果が安定しているのはクランクだとも思っているからです。まあ実際にトップ系のプラグや、ニョロ系のシンキングタイプのクランクで何匹か釣れたのですが、これがどうもパターンにはなっていませんでした。フッキングしづらいのはクランクの運命だとは思いますが、あまりにも皮一枚っていう状況が多かったのです。


ここでしばらくクランクとボトムを行ったり来たりしていましたが、全然反応が良くない。なんで釣れないのか、魚がどこにいるのか分からないという状況になりました。


そこでふと思い立って、スプーンで中層を攻めてみることにしました。カウント的にはクランクが狙える深さ1m〜1.5m前後の棚です。やや早巻きで、クランクとは全く別の釣り方をしてみました。そうするとどうでしょう・・・ガツンと深いバイトが得られたではありませんか。一投一尾とはこのことかというレベルで釣れましたよ。カラーはオリーブや茶系の地味カラーで、小粒の食わせ系スプーンでした(ノアjrの1.4g)。ちなみに膨張色はかえって反応が悪かったです。
勿論マズメで魚の活性が上がってきたというのもあるでしょうが、それにしてもクランクからスプーンへ変更しただけで、ポンドの状態がまるで違うように感じられました。
なんか、クランクへ移行する前に、ちゃんとスプーンを使った釣りをしていればもっと釣果は伸びただろうに・・・と思いますよ。クンラクの爆発力は侮れないけど、クランクが釣れる状況ってのはあくまでスプーンが厳しい状況になってからの方が良いということに気づかされました。



困ったときはクランクベイト!ってのは間違いないと思います。実際に釣果も出ていますしね。でも、そこに行くまでにはちゃんと理屈で考えて、しっかりとスプーンでポンドの状況を把握してから・・・でないとダメなんですねえ。
とても勉強になりましたよ。