管釣り日記(47)
僕の技術力では、ハンドルのガタつきってのは避けられない運命なのかなって思い始めましたよ。
ここしばらくリールを何十回と分解しては組みなおしを繰り返した結果、ある程度の妥協点が必要だということに気付きました。ギアノイズorハンドルのガタ付き、どっちを捨てるかですね。
(1)ギアノイズの発生パターン
ハンドルのガタ付きを抑えるために、ドライブギアの座金を増やす
↓
ドライブギアのクリアランスがピッチリすぎて、ギアのノイズをどうしても拾ってしまう
↓
ボディのネジを緩めに調整する(ついでに巻きも軽くなる)
↓
ボディの緩みによって使用中のガタが発生する(恐れがある)
↓
ギアのノイズも結局拾うようになる
(2)ハンドルのガタ付きの発生パターン
巻きを軽く、しっとりという巻き心地にするためにドライブギアの座金を減らす
↓
(ボディのネジは結構キツメにしめても大丈夫なのでそこそこシメこむ)
↓
ハンドルとドライブギアのクリアランスが崩れる(緩みができる)
↓
軽くてシルキーな巻き心地になる一方でリーリングの速度や力のかけ方如何でハンドルがカタ付く
僕のリールメンテ力では大体このどちらかになってしまいます。最高の巻き心地は、この(1)と(2)のバランスを絶妙に取らないと無理な気がしますが・・・とてもじゃないけど達成できる気がしません・・・。もしやるとしても、ヘッジホッグスタジオの0.01mmクラスの座金でピンポイントに調整するくらいかなあ。ですので、このどちらにするかが僕のメンテナンスになるわけですが、巻きの釣りをするというただ一点で考えた場合は、ハンドルのガタ付きをいくらか妥協した(巻きのシルキーさを取る)方が良い気がしましたよ。
というのもハンドルのガタツキによるノイズは通常のリーリングではあまり気にならないってことと、リーリングの技術でカタカタなるのは防ぐことができますが、ギアのノイズはどんな巻き方をしようとも必ず感じ取れてしまいますからね。ギアノイズはテクニックでは防ぎようがないってことに加えて、あまりにピーキーにし過ぎることによって、リールが気温の影響を受けやすくなる可能性もありますから。それに全体的に緩みがあるリールになることでリスクが増えるってこともあるらしい・・・。
というわけで、シルキーでカッチリ組み上がったリールにするのが、僕レベルには丁度いいという結論に達しました。