ビーマニッキ(実質エリアトラウト

もう皆伝になれないおじさんがエリアフィッシングにハマる話

管釣り日記(64)

僕のパイロットルアーと、その後の組み立てについて。。。


最近、僕が朝一にパイロットとして投げるスプーンは・・・ほとんどノアjr. 1.4g(金系orチャート系or膨張色系)です。僕の中でこのルアーの立ち位置は、割と活性の良い魚からそうでもない魚(中活性程度)までを満遍なく拾えるといったものです。棚は上から下まで各3〜4投くらいずつ。リトリーブはファストリトリーブからある程度のスローリトリーブまでを何となく試してみます。これで反応が無ければ0.9gにダウンして、結構なスローリトリーブで同様に再度チャレンジしてみます。
その結果、反応があってもバイトに至らない場合は、ファクター1.2、0.9orハント0.9orプリッジ0.8のように同じハイアピール系だけどシルエットが違うものを試してみます。一切反応がなくポンドが沈黙している場合は、グレッチ1.4、0.7orアキュラシー0.9、0.6のように、どんどんアピールを落としていく感じです。


実際に釣れたスプーンまたは反応が多いルアーがウォブ系かロール系かによって、その系統のスプーンのローテーションを考えて組み立てていきます。雰囲気が高活性ならドーナ、ハイバーストの様によりハイアピールのルアーをローテに加えていき、効果があるのかを試してみます。効果があれば高活性ルアーで拾えるだけ拾っていきます。そうするうちにポンドが落ち着いてきたり、朝からすでに低活性の雰囲気なら、ウィーパー0.9、ストーク0.7、ジキルjr1.1、0.9なんかをローテに入れて試してみます。スプーンで釣れないようならクランクベイトやトップ、ボトムに移行する感じですね。まあトップやボトムは棚次第で試してはみるんですがね。


そんな感じでしばらくやっているとポンドの状況が分かってくるので、その中で魚に飽きさせないようにシルエットのローテーションやカラーのローテーションを行っていきます。更に巻き上げ、巻き下げ、ちょっとしたアクション(例えばロッドタップや送り込みとか)、ロッド角度、リトリーブ速度などで細かく調整しつつ正解のパターンを探っていきます。


余談ですが・・・。暫く釣りをしていると、ハントには食いつくのに、ファクターやチビギルには食いつかないとか。アキュラシーには食いつくのに、アクティやストークには食いつかないとか。同じ系統の中でも更に当たり外れが分かってきます。それがシルエットの大きさなのか、カラーなのか、微妙なアクションの違いなのかは、それを繰り返しているうちに徐々につかめてきます。そこでようやく当たりルアーが分かってくる感じです。


昨日、一投一尾くらいのパターンに入ったんですが、それはハントの表層引きから始まったものです。取り合えず棚が上の方でちょい活性高め、そしてスローリトリーブが良いことまではつかめてきたので、そこから「ハント↔ノアjr↔プリッジ」の表層引きのローテになりました。カラーも地味系よりは膨張色に近いもので、目を細めてみたときに明るく感じるレベルのものを選択。特にスプーンのシルエットが小さいハント、ノアjrの反応が良かったですね。プリッジも釣れましたが、その2種類ほどは釣れなかったです。その間にアキュラシー↔ストークみたいなローテも噛ませてみましたが明らかに反応が弱くてバイトもない。つまり地味なアクションではないということが分かりました。以上の結果、今日の当たりパターンが表層、泳ぎが派手め、シルエット小さめ、膨張色系、スローリトリーブであるという確信が得られました。


僕は大体こんな感じでパターンを見つけて釣りを楽しんでいます。


これができるようになるまでには、やっぱりスプーンの一定巻きが出来るかってのが最重要ですね。それが出来れば、ロッド角度に気を付けて、またリトリーブ中にロッドをブレさせないで目的とする棚を正確に通しているかスプーンはどの程度のリトリーブ速度範囲で正しく泳ぐか理解しているか、結果として水中でのスプーンの泳ぎ方のイメージが出来ているか、なんて難しいことまで分かってくると思います。


なんとなく釣れたから、釣った!と言えるようになると、管理釣り場はめっちゃ奥深くてゲーム性が高いってことに気付けて面白くなってきます。勿論、その日の中でも正解にたどり着くには何時間もかかるんで僕の技術としてはまだまだですが、こういったハイレベルな釣りの一端に触れると、より一層楽しくなってきます。
釣れたら釣れたで面白いんですが、釣れなくても釣れない理由がちゃんと自分の中で整理できれば、それは今後に生かせる話なのでいいと思います。