ビーマニッキ(実質エリアトラウト

もう皆伝になれないおじさんがエリアフィッシングにハマる話

管釣り日記(21)

今日は僕の愛用しているスプーンの紹介をしたいと思います。

■僕の愛用スプーン(上からハイアピール、下に行くにつれてローアピール)
・ハイバースト(1.6g、1.3g)
→公式ではウォブンロールのハイアピールスプーンと言われていますね。速巻きではしっかりとパタパタ泳ぐため、朝一とか放流とかに効きます。スローリトリーブでも小刻みな動きになってローアピールになるため、幅広く使うことが出来ます。速巻きするときは金系やチャート系、スローなときは明滅系や地味系で魚の活性に合わせたカラーを選択します。1.3gはやや活性が下がってきてスローな展開になり、シルエットを小さくした方が良い時や、魚が上ずっているときに使用しています。



・ノア(0.9g、1.4g、1.8g、2.1g、2.6g(旧、新))
→いわずと知れたロデオクラフトの最強スプーン。1日を通して最も投げる頻度の高いスプーンです。初心者向けのルアーと言われていますが、それは誰が投げても使いやすいからですよね。泳ぎとしてはウォブンロール主体のスプーンで、リトリーブスピードも幅広く対応、レンジキープ力も高いスプーンです。泳ぎそのものの安定性というよりは、マルチアクション(イレギュラー?というべきなのか)が入って食わせのタイミングを作るルアーと言われています。ノアjrの1.4gは小型の板厚ボディなので中層〜ボトムを引きやすく、同0.9gは薄めのボディのため表層やスローな釣りで使用します。また1.8gや2.1gはよりアピールしたい時に使いますが、こちらは概ね1.4gと合わせて使います。2.6gは高活性、遠投、大型魚狙いの時に使う感じですね。



・ファクター(1.8g)
→サーチスプーンと名高いフォレストの主要ルアーのひとつ。これもウォブンロールですがノアよりも泳ぎの安定性が高いです。本当は1.2gも揃えたいところですがまだ考え中・・・です。最近はハイバーストやノアから、ファクターを飛ばしてPALへ移行することが多いです。理由はノアを揃えすぎて、ファクターの出番が減ってしまったからですw。残存魚を効率的に拾うために、ノアからそのままシルエットを抑えたPAL(1.6g)の方が素直かなと思ったり・・・今のところはですが。ですが昨今、ノアばかり投げる人が多い環境になっているので、魚への印象を変えるためにもファクターにしようかな〜。うーむ悩む。



・パル(2.5g、1.6g)
→ファクターと同じく、フォレストの主力スプーンのひとつ。大型ポンドで、大型の魚にアピールするときは2.5g、それ以外は1.6gを使用しています。とりわけ1.6gの使用頻度が高め。このルアー(1.6g)はやや細身のシルエットで水を逃がすため、レンジキープ力に優れています。リトリーブスピードは普通〜ゆっくり目が良いですね。個人的には大きめボディのMIUよりもPALの方が釣果に安定性があって好きです。僕はこのPALと、先ほど述べたノアをローテするとことが多いです。ここら辺で釣れないと、以下のローリング系のスプーンを使うか、プラグを使うかの選択になりますね。



・ジキル(1.8g、1.1g)
→ロデオクラフトのローアピールをコンセプトに作られたスプーンです。シルエットが細いローリングアクションで、ノア同様マルチアクション搭載らしいです。ノア、パルあたりのローテをしてもあまり良好な反応が得られない時に、はじめて投げるスプーンです。ただジキル(特にジュニア)を使い始める時は、一匹を絞り出すような釣りになってしまっているので、そもそもが釣りにくい環境になっています。そのため、このスプーンって釣れるのかよ・・・って疑ってしまうこともしばしば。もっと素早くジキルに移行するようなローテーションにすれば、多分今よりも釣果が長続きするんだろうなと反省ですね。



・アクティ(1.8g、1.2g)
→アイビーラインのタイトなローリングアクションスプーン。ジキル同様のアクションをするスプーンですが、より泳ぎに安定性のあるスプーンだと思います。シルエット自体はそれなりに大きめですが、波動は弱いので、魚の活性が下がってきたときにジキルと合わせて使っています。サーチとしても使えるらしいですが、今のところはそういう使い方は考えていませんね。



・グレッチ(1.4g)
→コンプで有名なシーレーベルのローアピールスプーン。ノアjrとほとんど同じような小型の板厚ボディのため遠投が効きます。ノアの方は割と派手な泳ぎをする一方で、こちらはローアピールの安定したローリングアクションをします。ノアからPALに移行すると同時に、ノアjrからグレッチに移行する感じの使い方をしています。使用している人はほとんど見かけませんが、僕が最も困ったときに使うスプーンは間違いなくノアjrとグレッチです。近所でこのスプーンが新品で160円で買えるので、むしろ個人的には願ったりかなったりなのですがねw信頼しているスプーンの一つです。



後は、この寒い時期には必須のボトム用スプーンとして愛用しているのは、圧倒的にティモンのティーグラベル(1.7、2.0)。次いでロデオのチャチャ(2.2、2.8)ですね。特にティーグラベル1.7gは、ズル引きと用とは言われていますが、ボトムのどんなアクションでも釣れるので好きです。特に昨日は釣りにくい時間帯にも、1/5回転デジ巻きで5投して5キャッチ出来たので、ほんと信頼できるスプーンだと思っています。パターンにはまっただけかもしれませんが。


その他、雑記。

■僕なりのローテの流れ
(1)前日放流など、放流から日が経っていない、または人が少ない環境(高活性の環境)
ハイバースト→ノア→パル(ミュー、ドーナ、ギルガメッシュの大き目のスプーンもローテに加える感じ)
※カラーは金系、メタリック系、チャート系、膨張色を中心に探り、それ以降はカラーやシルエットを落としていく


(2)放流から日が経っている、または人が多くプレッシャーが高い環境(低活性の環境)
ノア→パルorグレッチ→ジキルorアクティ(ウィーパーやストーク、クローザーなどのマイクロスプーンもローテに加える感じ)
※カラーはシルバー、中間色、明滅系、地味系(食わせ系)を中心に探り、金系は使わない

■僕が考える釣りの重要度
1.棚
2.リトリーブスピード
3.ルアーのシルエット(大きさ、形)
4.ルアーの泳ぎ方(アクション、角度)
5.ルアーのカラー
→一番が棚なのは当然で、魚がいないところにルアーを通しても意味はありません。多少ならズレてもよいでしょうが、大きくずれると釣りにはなりません。スピードもその日の水温、気圧などによって活性が変わっているので、これも重要です。追いつけない速度ではいけませんしね。これはフッキング率に直結する話になります。続いてルアーのシルエットや泳ぎ方によって、魚へのアピールが変わるため、これも適宜合わせる必要があります。魚は全身が感覚器官なので、そういった波動が与える影響が大きいと思うからです。最後に大切なのはカラーになります。カラーは派手、中間、地味という程度は理解できるかもしれませんが、そこまで視力があるか、また視認性があるかは微妙なところですよね。ボトムでも真っ黒のスプーンでも食うから、見えているのか感じているのかはわかりませんが分かってはいると思いますし、ラインとリーダーの結び目を食ってきたり、極小の虫の羽化に伴ってライズしてきて虫を食べるところを見ると、確実に見えてはいそうですがね。その日のヒットカラーというものもあるので、重要ではないという訳ではなく、重要度は低めっていうだけの話です。

こんな風に、色んな人に色んな釣り方があって、正解といえる釣り方も無数にあると思いますが、僕はこんな感じでルアーのローテーションをしながら釣りをしています。ローテーションが適当だと、何が正解で釣れたのか良く分からなくなってきてしまうので、こじつけ気味かもしれませんが論理だてて、納得しながら釣りをしたいと思っています。